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「もったいない」の科学 - 2011.11.09 Wed

「もったいない」という言葉は日本独特の感覚の言葉で、現在欧米でもこの日本的美意識を
称賛する声がよく聞かれる。
しかし、この「もったいない」という言葉の意味って実に曖昧ではないか?と私は思うのです。
大別すると「もったいない」には二つの意味がある。
一つは物を無駄にして惜しいときなどに使う言葉、そしてもう一つは自分には不釣合い、おそれ多い
など謙遜して使う言葉だ。
日本人はあらゆる場面で度々この言葉を使うが、外来語に置き換えるのは確かに難しいかもしれない。

高齢の儀父母が住む家内の実家をリフォームすることとなった。
バリアフリーにしてオール電化にし住み良くするためだ。
しかし、その価値観というのは体験のない儀父母にはなかなか理解できないようである。
とりあえず、今あるものを壊したり捨てたりしなくてはならないが、ここで度々「もったいない」に
出くわして足止めを食ってしまうのだ。
昔の人は物を捨てるという感覚がなく、それはある意味悪として捉えるため何でもとっておくようになる。
そのため、古いもの、使わないものが家の中に所狭しとあふれている。
しかし、何十年も使わなければされらは使い物にならなくなっているものが多く、まさにもったいない
限りである。

ここで、「もったいない」の対立がおきるのである。
・こんな上等なものを使うのはもったいない
・古いものがあるのでもったいないから新しいものは使わない
・もったいないから保管してきた。
・そのために居住空間が狭くなり保管場所をとってしまうことがもったいない。
・長期間保管していたため朽ちたり不動になり使えなくなってしまいもったいないことをした。
・やむなくそれらを捨てるというと、捨てるのはもったいないという。
・それでも処分せざるを得なく産廃業者にお願いして処分するが費用がかかりもったいない。

というわけで、そのもの自体は何も価値を生まないまま「もったいない」のオンパレードで産廃処理場で
最後を迎えた。こうして考えると、ほんとうに「もったいない」は美学なのだろうか?と思う。
もったいないという言葉の目的は無駄にしないということが最大の目的であるはずなのに、
もったいないということばによって多くの無駄を生じていることは多い。

もったいない=エコという図式も多いようで、ここでも間違いが多い。
ゴミの分別は実は多くの無駄がありまさにもったいない行為なのだ。
しかし、リサイクル法によってペットボトルなどは回収してリサイクルに回される。
そのための人件費、運搬費、裁断やリサイクル加工に伴う燃料費と人件費、これらは元のペットボトル
よりも遥かに多くの費用と燃料を消費してしまう。だから、これらは燃料として焼却場にて一緒に
燃やされるみとが殆どらしい。
分別したものを、処分場で一緒にして燃やす・・・まさに手間がもったいない。
ペーパーのリサイクルだって、リサイクル率100%の表示が偽造であったことで製紙会社の問題があったが、
リサイクル100%のペーパーは色・質とも悪いのに、新パルプのペーパーよりもはるかにコストがかかるため、
実際にリサイクル100%のペーパーは市場価格も高くなっている。
それでも、リサイクル紙を義務つけるのはおかしくないか?
日本の森林は森林業者がいなくなり間伐ができず大問題になっている。
とりあえずお金をかけて間伐しても、材木は山に残したままが殆どだ。
そのため大雨の洪水などのとき、伐採した材木が流れ出し災害を大きくしている。
森林は不足しているのではなく余っている。無料ででも引き取って紙にして欲しいのに国は認めない。
エコなんていうのは自己満足の象徴みたいなもので、間違いがほんとうに多い。

エコとおなじような意味で「もったいない」というのも間違いが多いのではないかと思う。
電気代がもったいないから掃除機を使わずほうきで掃除をする、というと正しいように聞こえるが、
それは誰が考えても、時間がもったいない行為であることがわかり間違いだと気付く。

本当のエコ、本当のもったいない意味を考えると、「大切に長く使うこと」ではないか?と思う。
これは、物だけでなく人についても同じだと思う。
人の入れ替わりの多い会社は、人件費がかさむ割に会社としても成長しない。
儀父母の家については、築50年ということもあり当初は建替えも提案していた。
今の住宅は断熱性も高く簡単な構造で直ぐに建築できる。
しかし、昔のような日本建築の良さはない。
そこで50年前の建物をそのままに、立派な柱や梁をそのまま残して、完全リフォームであと30年は住める
建物へと改修することにした。TVのビフォーアフターみたいな感じだが、私は匠でなくとも匠以上の
ものを実現する自負がある。
便利で、美しく、大切に長く使える、究極のもったいない美学を考えているから。
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広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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