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夢追い人 - 2011.09.11 Sun

子供の頃、100年後、或いは西暦2000年の未来を創造して絵を描く、なんていうのが
たいてい授業のなかにあって、幼いながら知恵を絞って未来の絵を描いたものだ。

高層ビルが立ち並び、車が空を飛んでいたり、宇宙ステーション行きの駅があったり・・
我々の子供のころはそうした絵を描いていたように思うが、今の子供はどんな絵を描いて
いるのだろうか?

子供の頃は、遠い未来を想像して夢を膨らませていたが、歳を重ねるごとに少し見方が
変わって来たように思う。つまり、今考えるのは近い未来の想像である。
50年先や100年先は生きているはずもなく、見ることも知ることもないとするなら、
せめて自分で確実に確認できるだろう近い未来を想像するのである。

誰もが、未来を想像し夢を抱くことはあるだろうが、通常はそこで思考は止まる。
私も想像力豊かなほうだと思われ、色々なことを夢見ては思いにふける。
そして、それを実現可能な条件を探し、実際に企画してみる。
誰に頼まれたわけでもないのに、そんな馬鹿げたことをよくする。
最近も、ある夢を実際に絵を描いている。宇宙都市を造るなんていう壮大なものじゃないが、
独立した町やコミュニティを新たに作り出す、という現実的に見れば壮大な夢だ。
可能性は0じゃないが、1パーセントもないだろう。しかし、それでも描いてみる。

こうなりたい、こういうことをしたい・・・色々な夢を誰もが持っていると思う。
それを諦めずに、思い続ければ実現することが多い。もちろん努力も必要だ。
思い続ければ、そうしたチャンスが来たときに、逃さずキャッチできるのだろうと思う。
私は、今までに色々な業種の商売をしてきた。
呉市へ良く行くことから、海を見ながらのドライブが多かった。
「いつかは、海の見える場所にホテルをやりたい」そんな思いが生まれた。
ある時、海沿いの土地の売却の話が出た。早速現地へ行き調査をした。
ここにホテルを立てたらいい、という計画を考えたが、交通や環境からして、その場所では、
どう考えても事業性が成り立たない立地だった。
まして、ホテルを建てるような膨大なお金の工面なんでできはしないことも分かっていた。

そうこうしているうち、海沿いの古いホテルが競売に出ることを知った。
経営破たんし、お客からも見放された古びたホテルである。
誰もこんな物件に手を出すものはいないだろうと思われた。
しかし、私はその立地がとても気にいっていた。海を見渡すことのできるホテルは私の夢だった。
競売の話をもちかけてきた方に、「この施設を生まれ変わらせますから、やりましょう」と言った。
そして、リニューアルを行い、死んでいた施設に命を吹き込みました。
今では、人気ホテルの部類に入っています。ただ、立地が不便であることから、
客足はいまいちといったところですが・・・

遂に夢を実現して、海沿いホテルほ手に入れたが、正直いまいち満足はしきれないでいた。
それは、もとが古いホテルであるということだ。自分が思い描いたようには作れなかった部分が
多くあった。妥協した分だけ、夢から引き算をしなくてはならなかったからだ。

そして2年ほど前、正に海沿いのホテルのプロジェクトに参加して欲しい、とのオファーがあった。
自分のホテルで不満を残していた「作る」という部分を穴埋めしてくれるような仕事であり、
私は直ぐに引き受け、全精力を注いで取組んだ。そして、その施設も今春オープンした。
旧施設の2倍以上の売上で、滑り出しは好調である。

いったん、これで海沿いのホテルを作る夢は完結したようにも思う。
夢は願わないもの、追わないものには決して現実にはならないと思う。
私が今描いている壮大な夢は、先に述べた「町づくり」である。
人が居ない場所に、あらたなコミュニティを作り出すのである。人が住むからには、雇用も必要で、
色々な生活環境を整えなくてはならない。かといって、子供の頃に描いた未来都市とは大きく
かけ離れており、むつろ人間らしい生き方のできる、人間臭い町である。
そんな構想をしている。誰かが望んだわけでもなく、頼まれたわけでもないが、
こうした町づくりが、今後は必要になってくることを私は予見している。

夢追い人には、利潤に還元できない多くの時間とエネルギーを使わなくてはならない使命がある。
しかし不思議なもので、その夢からどんどんエネルギーが供給されるために、パワーが衰える
ことはないのだ。減っていくのは、時間と金だけかもしれない・・・
しかし実現されれば、失うものとは比べもものにならない喜びが得られるだろう。
ただ、実現できないときの失望は常に背負っておかねばならない。
また、実現できない可能性は99パーセント以上であるということも受け入れなくてはならない。
それでも、夢は負い続ける価値がある。
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Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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