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2017-07

小手先だけの景気対策 - 2015.12.08 Tue

 国は2008年度より総務省が中心になりふるさと納税を開始した。
地方創生の一環として、また自分の故郷へ納税したいという思いを形にしたものだった。

 私も2008年から数年間、自分の故郷の自治体へのふるさと納税を実施した。
それは純粋に過疎化していく故郷への貢献の意味での納税だった。
しかし最近では安く各地の特産物を手に入れる手段として人気になってきている。
また今年からは、納税額の可能枠が2倍になり実質負担額が2000円(以前は5000円)となり、お得感が過熱してきた。
 たとえば、1万円の納税でも数千円のお礼の品(特産品など)が頂ける。
これを5つの自治体にすれば数万円分のものが貰えて負担総額はたったの2000円となる。
なんだか、納税というよりも節税って感じだ。
いや、殆どタダ同然でいろんなものが手に入るから節税っていうよりも、なんだか脱税じゃない?って思ってしまうくらいだ。

 それと今年殆どの自治体で販売されたプレミアム商品券
20%以上上乗せのプレミアム度が人気で飛ぶように売れたらしい。
そりゃあたりまえのこと。
ドラッグストアやスーパーが2倍ポイント・3倍ポイントなどを実施すれば何倍も商品が売れるらしいが、そこに20%、つまり通常が1%ポイントだとすれば20倍ポイントの価値となれば、この商品券を買うために借金をして利息を払っても価値がある。

 ふるさと納税は所得に応じて上限が異なり、富裕層には有利な制度だ。
プレミアム商品券だって、購入上限があるが、市や県や隣の町やいろんな自治体で重複した地域で利用できたりするから購入可能額は相当な金額になる。
更に、一人あたりいくらという設定だから、家族、兄弟、親戚、知人・・・などなど購入名義を増やせばある意味いくらでも買える。
だからこれもお金に余裕のある富裕層には有利な制度になる。

 イベント的に実施されるこれらサービスは全て税金投入だからできるものだが、
全ての人に平等とはいかず、本当に消費拡大につながるのかどうか?は疑わしい。
プレミアム商品券が最も使われるのは食料品などの生活必需品であり、
ふるさと納税のお礼品もやはり食品類が殆ど。
かつて国民全員にばらまかれた地域振興券がそうだったように、
これらも新たな消費拡大にはあまりつながってはいないのではないかと感じる。

 これらサービス的な政策は2017年度からの消費増税に向けて、国民の不満を薄めるための思惑があるのではないか?そんな感じがする。
 今の時代は、スマホを持っていても生活に困窮している人が多い。
私たちの子供時分はほとんど何もなかったかし、持っていなかったし、だからみんなそれなりに貧しかったけれどもあまりそれを感じなかった。
それは、高度成長の波が押し寄せており、経済が前進しているのを誰もが感じていたから。
そして一億総中流時代という言葉がはやった。
確かにだれもが中流階級を意識できた時代だったように思う。
 今の経済は、少子高齢化が背景にある以上何をやっても立て直しは難しい気がする。
一億総活躍社会なんてスローガンを出す背景には、高齢者も遊んでないで働け、
そうしないと日本は破滅しますよって言ってるような気がする。
しかし特に高齢者は経済や政治に不安を抱えれば抱えるほど、お金は使わず貯めておこうと
考える堅実派が多い。そのため、お金の流れが悪くなり景気が悪くなるという負のスパイラルに陥っていくだけのように思う。
 景気が良くなったと実感できる日は本当に来るのだろうか?
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広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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