topimage

2017-11

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人生は限りなく美しい - 2013.09.06 Fri

 またまたドラマネタです。
昨晩、デスパレートの妻たち8の再放送の最終回でした。
シーズン8までの間、約8年間続いたロングセラードラマです。
シリーズそのものが終了する最終回で、なんとも感慨深いものがありました。

 以前、ここでもこのドラマのことに触れたことがあります。
ドラマの前後に流れるナレーションの内容がとても好きで、いくつか紹介しました。
そして、最終回の最後のナレーションはこんな言葉で締めくくられていました。
「どんなどん底にあっても、人生は限りなく美しい」
デスパレート、という言葉の意味は、このドラマにおいては「崖っぷち」や「どん底」
を意味します。確かに、4人の主人公は常に崖っぷちに立たされ続けていました。
しかし、いつも助け合いそれを乗り越えていく姿は「美しく」もあります。

 商売人に今までで一番苦労したことは?と尋ねると大半は「お金の工面」と答えるらしい。
しかし私はそうは思わない。商売においても人生そのものにおいても「人」だと思う。
思い出せる範囲で今までで一番苦しかったことは、昨年家内が病で倒れた時のことだ。
もしものことを考えた時、私にとってもすべてが終わるような気がした。
今では、当時のことも笑い話で話せるが、本当にあの時は苦しかった。

 では大切なものの順番としてお金は人の次の2番目だろうか?
実は、そうでもない。人以外にもお金で買えない大切なものは沢山ある。
感動であったり体験であったり思い出であったり、また大切な「物」であったり、お金以上に
大切なものは沢山ある。

 バイク仲間のOさんは、古く動かなくなったバイクも含めて9台も所有している。
それぞれに名車だったりするから、売ればそれなりの金額で売れるだろう。
だから私や周りの人は、古いものを処分して最新のバイクを買えばいいのに、と余計な
おせっかいをするのだが、Oさんはそんな言葉に耳を貸さない。
 考えてみれば、私の家の納戸にも9本のギターがある。
壊れたギターや安物のギターもあるが、それなりに高いギターもある。
40年前のものも2本あるが1本は完全に壊れている。
今は全く弾かないので、壊れたものは捨てて売れるものは売ってしまうのが得策といえる。
そうすれば、物置スペースも大幅に広がる。
もし将来また弾きたくなったら、その時に新しいものを買えばよい。
わかってはいるが、全くその気はない。
その理由を考えるとき、Oさんが9台のバイクを所有し続ける心中を知ることができる。
それぞれのギターには、その時々の思いが詰まっている。
それはお金には変えられないものなのだ。
たぶん私もOさんと同じように、今のバイクを動かなくなっても所有し続けるだろうと思う。
ドゥカティでエントリーモデル、女性用モデルと言われる696
随分と手をかけてカスタマイズもしてきたが、そこまでするなら下取りに出して
高性能バイクを買い替えたほうが合理的で現実的で経済的なことは百も承知。
しかし、手をかけた分だけ愛着が湧いてくる、遅いバイクでも私にとっては大切なバイク。
将来、誰かの手に渡ることはないような気がする。

 しかし、多くの人は最も価値があるものはお金だという、大切なものはお金だという。
確かにそうなのだ、お金さえあれば得たいものを得られるし、やりたいことをできるし、
人だって動かせる。お金はほとんどのものを叶えられる力を持っている。
だから人はお金に執着する。
だから人はお金で苦しめられる。

 お金に色はない、とよく言われる。
大富豪にとっての一万円も貧困者にとっての一万円もともに同じ価値でしかなく、同じものしか
買うことはできない。もし今日なんらかで一万円失ったとしても、パチンコで一万円勝ては
それは埋め合わすことができる。それが何倍になろうとも、その理論は確実に成立する。
しかし大切なもの、例えば私にとってギターやバイクなどであっても、それを失ったからと
いって、後に同じものを買えば完全埋め合わせられるか?というとそうではない。
ましてこれが人なら、どんな人でも替わることはできないし、埋め合わすことはできない。
 お金には色がない、綺麗なお金も汚いお金も、あげたお金ももらったお金も、
盗んだお金も盗まれたお金も、宝くじを買うお金も当たった賞金も、引き出しの片隅で
忘れられた小銭もポケットの中の小銭も、共に価値は等しい。
だから失ったとしても、時間をかけて稼げばそれは完全に埋め合わされる。
人は生まれた時には、1円も持たずに生まれてきた。最初の出会い、そして得たものは母親だ。
お金はすべて失ったとしても、覚悟と決断さえあればいつからだってスタートは切れる。
大切な人が周りにどれだけいるか?それ以上の財産はどこにもない。

 デスパレートの妻たちのエンディングは、すべての主人公が大切な人たちと幸せな
余生を生きていく姿を描いて幕を閉じた。
「よかった」と感じるのは、大切な人を失うことなく時間を刻んでいくことに見ている私たちも
安堵を覚えるからだろう。
昨日、今日と人について考えてみた。
人生は苦しいと思う人には苦しいもので、楽しいと思う人には楽しいもので、美しいと思う人には
美しいものだと思う。私は楽しくて美しいものだと、改めて思う人間の一人だ。
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

http://yumemio.blog.fc2.com/tb.php/219-90cb829e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

子供たちの未来 «  | BLOG TOP |  » 人間だけが知っていること

プロフィール

tsutsui-s

Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
季節 (18)
プライベート (67)
震災と復興 (5)
ブログについて (9)
モノローグ (130)
バイク (63)
エッセイ (35)
仕事 (16)
趣味 (4)
妻の闘病記 (11)
政治・経済 (11)
家族 (5)
禁煙物語 (7)
入院日誌 (13)
自然災害 (1)
スポーツ (4)
カープ (5)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。