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2017-07

人間だけが知っていること - 2013.09.05 Thu

 昨日、テレビドラマ「ウーマン」を見ていてこんなセリフを聞いた。
ウーギークックのこどもたち、というドラマの中で出てくる絵本の一節、
「人間は悲しい。人間だけがいつか死ぬことを知っている生き物だ」
あっ、まさにそうだ、と思った。
逆に言えば、人間だけが「生きている」ということを意識していて、
その事実を知っているのだろうと思った。
だから自殺をする生き物も人間だけなのだろう。

 私たちは生きていることを知っていて、いつか死ぬことを知っている。
だから「人生」について考える。どういう生き方をしたいか?を問い続ける。

 生きている実感、いつか死ぬという不安、この二つは孤独な感覚で誰とも分かち合えない。
だから人は人を求める。一人では生きていけないと感じる。

 私は物心ついたころ一人で居ることが多くて、一人で楽しみをみつけて遊ぶ時間が多かった。
だから今までの人生を振り返っても、一人で何かを楽しむことが多かった気がする。
天体観測をしたり、ギターを弾いたり、何かをコレクションしたり、写真を撮ったり、
釣りをしたり、ドライブをしたり、模型を作ったり、趣味の本を読んだり、
思いにふけったり、絵を描いたり、料理をしてみたり、音楽を聴いたり・・
一人で何かを楽しむとき、誰かに認められるという目的がないため、やりがいがない面もある。
しかし、一人でも楽しめることは多かった。

 その性格は今も色濃く残っているが、この歳になって色々と考え方も変わってきた。
それは、一人よりも二人のほうが、多くの人と楽しむほうが楽しい。ということ。
ここ最近は、毎晩寝る前にリビングで家内と一緒にテレビドラマを見ている。
昔は、家内がドラマ(韓流ドラマが多かった)を見ていても、私はネットをしたり読書をしたり、
別な時間を過ごしていた。あまりテレビが好きではないこともあったが、家にいても別々に
時間を過ごすことが多かったように思う。
しかし、最近では毎日一緒にテレビドラマを見るのがとても楽しみな日課になっている。
二人で見れば、共感する部分や、感動する部分もともに分かち合えてより大きく感じられる。

 妻に限らず、子供や仲間や、知人友人、部下や先輩、多くの人間関係のなかで
人の大切さを痛感することが最近はとても多い。
それは、私自身が丸くなってきたからかもしれない。
一人で何でもできる、一人で生きていくことだってできる、傲慢な私の思い上がりが、
そうではない、と思うことが多いからかもしれない。
人の話を聞き、人から教わり、そして自分も人にそうする。
その単純なことから共感や感動が生まれる。

 一人でも楽しめるが、それを人と分かちあえばより楽しく、
一人で食事をしてもそれなりに美味しいが、人と分け合って食べればより美味しいし、
一人でテレビを見ても楽しいが、人と見れば感動も倍増する。
そして、
苦しいときや、悲しいとき、辛いとき、それさえも人と分かち合えば半減する。

 人間だけが知っていること、
そう、それはいつか「一人」で死んでいくということ。
だから生きているときは、周りの人たちと生きていたいと願うのだろう。
分かち合える人たちと。
 
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Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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