topimage

2017-11

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

頂点を極めるということは - 2013.08.25 Sun

 藤圭子の転落死の報道は衝撃的だった。
かつて何十週も連続でオリコン1位をとるなど芸能界でトップを君臨していた。
そしてそのDNAを受け継いだ娘、宇多田ヒカルは言わずもがな。
何十億も稼ぐ宇多田ヒカルのことを、
冗談まじりで「あんなに稼いでくれる娘が居たらねぇ~」と話したこともあった。

 奇しくも母藤圭子も娘宇多田ヒカルも十代という若い時にともに頂点を極めてしまった。
誰もが一生かかってもたどり着けない場所に、大人にならんとする前に辿りついてしまった。
もちろん人並み以上の努力があったからであろうが、時間という尺度においてはあまりにも
短い経験しかなかった。
何十年もの経験を積んで名人や達人と呼ばれる人もいて、あるいは何十年も努力しても
その域に達しない人もいる。

 しかし、誰もが向っている先は、昨日よりも今日、今日よりも明日、共に一歩前進し
高い場所へと向かっていると思っているから、日々の苦労も乗り越えられるような気がする。
ところが、あきらかに頂上だとわかる場所にたどり着いてしまった人は、四方八方どちらに
向って歩いても、下り道しかないことに気がつくのだろう。
まだ大人になったばかりの若人が、その頂上の風景を目にしたとき何を考えたのだろう。
たぶん、ずっとその風景を眺めていられるだろうと思ったに違いない。

 人間が不幸である最大の理由は、絶え間ない欲望という煩悩が精神を支配しているからだ。
だから億万長者になろうとも人は幸せにはなれない。
絶え間ない欲望の連鎖の中で、「これ以上何も必要ない」そう決断するのはなかなか苦しい。
人生を登山によく例えられるが、それは間違っていると思う。
登山者は頂上を制覇しても躊躇なく下山を始める。
それは、またいつでもその場所へたどり着けると知っているから。
しかし、人生はそうはいかない、一度得た場所を離れれば、もう二度と戻れない。
それを知っているから、その場所への執着が強く、更に上の場所へ憧憬を抱く。
だから、人生は山登りと違って苦しいものだ。

 ほとんどの人は頂上を極めることなく人生を終える。
しかし、考え方によってはそれは幸せなことかもしれない。
休んだり後ずさりしつつも常に遠くに頂を見ることができる。
憧れや夢を持ち続けることができる。
踏み出すことのできる道があるということは、例えそれが茨の道であったとしても、
それはそれで幸せなことなのかもしれない。
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

http://yumemio.blog.fc2.com/tb.php/216-c40a3ed3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

雨 «  | BLOG TOP |  » ユーザーインターフェース

プロフィール

tsutsui-s

Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
季節 (18)
プライベート (67)
震災と復興 (5)
ブログについて (9)
モノローグ (130)
バイク (63)
エッセイ (35)
仕事 (16)
趣味 (4)
妻の闘病記 (11)
政治・経済 (11)
家族 (5)
禁煙物語 (7)
入院日誌 (13)
自然災害 (1)
スポーツ (4)
カープ (5)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。