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見えない日本の将来 - 2011.05.15 Sun

東日本大震災から2ヶ月以上経過した現在も、連日トップニュースで報じられる。
震災は天災として諦めざるを得ないにしても、原発問題は人災であり、しかも
長期にわたり災害をもたらすことから、今後も目が離せない。

現在手掛けている施設のオープンがいよいよ1週間後に迫った。
グランドオープンの告知は新聞カラー全面の竣工広告という大々的なもので当初
から決定していた。つまり、事業者や施主が行う広告ではなく、建築会社や関連
の会社が費用を出し合って竣工の告知とお祝いをする広告である。
その企画についても私が多少加担しており、広告代理店との間で動いている。

しかし、3.11の大震災を受け、のんきにお祝い事を大々的にやるのはどうか?
と思い意見を投げかけたが、特に誰も何も意見を述べない。
そこで、竣工広告費の一部を削ってでも義援金を送るべきではないか?との意見
を出すと、強制は出来ないので任意で出し合おう、ということになった。
60社近い協賛業者が居ることから、私は100万の義援金を目指せるかもと目論ん
でいた。一口5000円の募集であるから、4口平均集められれば達成できる。
個人じゃなく、企業なんだから当然それくらいするだろう・・・そう思っていた。
しかし・・・広告代理店から寄せられた集計金額に唖然としてしまった。
合計75000円・・・つまり、15口だけ・・・60社もあるのに・・・。
多くの企業が賛同できない表明をしているわけだ。
自社の名前の出る広告にはお金を出せても、名前の出ない義援金となれば後ろ向き
になる。正直がっかりした。

海外メディアは日本人のモラルや気質、そして「絆」について高い評価をしており、
日本メディアも頻繁にこの「絆」という言葉を口にする。
しかし、本当にそうなのだろうか?

震災直後、略奪や盗難が全く起きなかったと報じられ、こんな記事も新聞に出ていた。
「警察に多くの貴金属や数千万に上る現金が落し物として届けられている」
解釈の仕方では、こんな状況下ではポケットに入れても分からないものを、ちゃんと
警察に届けている正直な日本人・・・・ということではあるが・・・・
落し物については、3ヶ月間落とし主が現れなければ、届けた人のものになる。
震災と津波で全ての物が大きく移動してしまった場所での拾い物は、誰の物かを特定
する手がかりはなく、基本的に全て拾った者へと渡されてしまう。
ポケットに入れれば窃盗だが、警察に届ければ善良な拾い主で、そして結果は同じ。
と、すれば拾い得、ガレキの山は宝の山・・・とも取れてしまう。
それ目的で、現地入りする人も少なくないとか・・・

確かに、日本人は心穏やかで優しく、心遣いや気配りに長けていると思う。
しかし「絆」という言葉を、そう容易く使うべきではない。

60社で75000円しか集まらない現実を、私はどう伝えるか?
当社がどれだけ上乗せして、それを紛らすか?
提案した者の責任として、なんらかの決着をつけなくてはならない。

色々考えていると、日本の将来を憂う気持ちになってしまう。
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広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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