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疑問 - 2013.02.02 Sat

 数日前の中国新聞に死刑囚の執行方法についての問題について書かれた記事があった。
日本では死刑執行は絞首刑と決まっているが、その方法が残酷であり、多くの死刑囚が薬物注射による
薬殺刑を望んでいるということらしい。
薬殺刑の方法は、3種類の注射を順番にするが、最初の注射で意識がなくなるため苦痛がないという。
絞首刑は江戸時代に行われていたいわゆる「縛り首」を連想させることで、苦痛を伴い残酷な方法と
連想しがちであるが、縛り首と絞首刑は方法が全く異なり、絞首刑においては執行と同時に頚椎骨折を
することで意識を失うため、あまり苦痛を伴う間もないという。

 死刑制度そのものの是非については私は意見を持たないが、ある意味においては反対である。
この記事を読んでいていろいろな疑問が頭をよぎった。
死刑制度ではなく死刑執行方法についての議論というのはどういう意味を持つのか?
苦痛を与えずに執行するということはどういう意味なのか?
それならば、死刑制度そのものを廃止すべきではないか?
と、いろいろ考えさせられるのです。

 記憶に新しいところでは、昨年大阪で通り魔殺人事件がありましたが、犯人の言い分に唖然としました。
「自殺しようとしたが死に切れず、人を殺せば死刑になると思った」という犯行動機。
こんな理由で命を奪われた人の遺族の心中を考えると、苦痛のない死刑執行ではなく八つ裂きにして
ほしいと思っても不思議ではないだろう。

 韓国や中国の歴史ドラマを見ていると、よく死刑執行の方法として両手両足をロープで縛り、馬などで
引かせていわゆる八つ裂きにするシーンなどが出てくる。手足をもぎ取っても致命傷にならないことから、
激しい苦痛を伴う死刑執行方法といえる。日本でも古くは、市中引き回しや釜茹での刑(五右衛門風呂)
など残酷な死刑執行が行われていた。
罪人は多くの苦痛をもって罪を償うという意味では理にかなっているのかもしれない。

 死刑囚の心中を知るよしもないが、苦痛を伴わない執行方法を望むという人が多いならば、
死刑執行を取りやめて終身刑にすべきではないか?と思う。
一生刑務作業をして少しでも社会に貢献することが、ある意味償うということではないか?
大阪での事件からも、死刑制度そのものがあることで犯罪の抑止力になるとは言い切れない。

 全ての人間が平等に必ず一度だけ経験することがある。
それは生まれることと死ぬこと。ただし生まれることは記憶にないために、あまり意識として感じない。
ところが死については、誰もが多くの不安や恐怖を抱え生活を送っている。
もし不治の病になったら、もし大きな事故に遭遇したら、もし大規模な自然災害に見舞われたら・・・
と思うだけで不安に陥る。自分だけでなく、大切な人の命のことまで考えるとその不安はとても大きい。
誰もがいつかは死に至り、その際に大なり小なり苦痛と悲しみを伴う。
そうした意味において、「死」という体験は避けて通れず、それはある意味全ての人に平等といえる。
つまり、死刑囚についても平等といえるのだ。
そう考えた時に、死刑囚が苦痛を伴わない楽な執行方法を望む・・・ということの意味が疑問に思うのだ。

 倫理的に見て死刑制度を反対するというのではなく、死に対して冷静に考える人にとっては、
死刑そのものが本当に刑罰に値するのか?と考えると、誰もが体験する「死」というのは刑罰には値しない
のではないか?と思い、そうした意味においては死刑制度は反対である。

 命というものを考える時、いろいろな疑問に頭が混乱する。
唯一無二、最も大切なもの、自分だけのもの、には間違いないが、そもそもその命を選んだわけでもないし
どれだけ持ち続けられるかもわからない。
自分のものという意識そのものが間違っているのだろう。
選んだのではなければつまり、選ばれたのであり、生かされているのであるということ。
見えない何か、それは神様かもしれないが、大きな力によって授かったものなのだろう。
だから、誰の命を奪うことも、自分の命を奪うこともできない。
それが命というものなのでしょう。
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Author:tsutsui-s
広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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