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2017-07

【苦闘の1カ月】 (9) 回復の兆し - 2012.06.28 Thu

【6日目】2月29日(水曜日)

今年は4年ぶりのうるう年である。うるう年は4年ごとにやってくるので、4年ぶりという
言いかたはおかしいのかもしれないが、実は4年目であってもうるう年のない年がある。
それは地球の公転が365日プラス0.2422日ということで僅かに1/4日に満たないため
約100年に一度それを修正するためうるう年を飛ばさなくてはならない。
その、次のうるう年のないうるう年?というのは2100年ということになり、当然私は
この世にはいない。

そんなことはどうでも良い。兎に角今年は1日多い。そのことが得になるのか損になるのかは
わからないが、2月29日に何をしていたか?記憶にとどめるには覚えやすい日にちではある。

車が少し混んでいたことと、昨日桃を食べたことで少し安心したこともあって少しゆっくり
出発したため、病院へ到着したのは7:40分だった。
いつものように、保安室の横の出入り口より入り、いつものように中央病棟へと向かう。
広い通路を通って、中央あたりで右の通路へ入るのだが、今日は右に入らず直進して歩いた。
その通路の曲がり角に売店があり、売店内でパンを焼いているのでその香ばしい香りが
この時間にはこのあたりいっぱいに漂っているのである。
病院内といえば、薬品や消毒液の臭いがどこからともなくしてきて、それだけでも気持ちが
沈んでしまうが、ここだけは違っていた。

昨日、桃缶を数切れ食べたので、きっと今日はパンも食べられるだろう・・・そう思って、
いつも曲がる角を直進して売店へと向かったのです。
パンコーナーにはいくつもの種類の焼き立てパンが並んでいました。
「焼き立て」のポップがついているものを全て買って急ぎ足で病室へと向かいました。

「おはよう」病室に入り声をかける。かぼそく「おはよう」と返してくる。
元気がなさそうだ。「調子悪いの?」と尋ねると、頭が痛いという(頭痛レベル3)
深夜はかなり酷く苦しかったらしい。深夜3時にレベル5だったようだ。
ここでよくレベル3とか5とかの数値を出しているが、この数値はいわゆる医学的な数値レベル
ではなく、苦しさ、痛さを1から5までの5段階として患者が医師や看護師に伝える際の目安として
使われるもので、ようするにレベル5は我慢できないほどの痛さ、苦しさということである。
深夜にボルタレンを飲み、早朝にリボトリールとリリカを服用したようだ。
そうしたこともあり、あまり眠れなかったようで少しぐったりとしている。

少し眠るように伝え、私も椅子に座って目を瞑り少し休んだ。
午前9時、免疫グロブリン点滴の準備で看護師が病室に入ってきた。
もう5日目というのに、なんで効かないの?
100万円以上する高額な薬(保険適用される)というのに、なんで効かないの?
悔しさと無力さで気分が落ち込んだ。

いつもは点滴治療を始めると、更に頭痛や嘔吐が酷くなるが今日は少し調子がいいようだ。
昨日食べた桃缶が美味しかったとのことで今日も食べたいという。
小皿にとりだし、小さくナイフでカットして食べさせると約1/2個を食べた。
食欲が出るということは回復の証、とにかく何でもいい、少しでも沢山食べてほしい。

10:30、娘と看護を交代した。
昨日、殆んど仕事ができなかったため、なんとか月末の用事だけでもかたづけるため会社へ戻った。
娘のメモは以下の通りだった。
10:37 どうしてもと言って××さんへTEL
11:20 寝た
12:00 おしっこいっぱい 頭痛レベル4
12:20 違う点滴(ビーフリード)
12:25 ボルタレン、ムコスタ
娘のメモは内容は簡単だが、記録が細かい。
私は大まかに薬名や頭痛のレベル程度の記録しかしていない。
気遣いができて優しい娘だと思う。
以前も家内が入院した際にもべったり付き添いをしていた。
しかし私がこう娘に質問すると・・・
「もし父さんが将来車椅子になったら、車いす押してくれる?」と尋ねたら
「う~ん・・・お金次第じゃね」と(汗
「じゃあ、介護費を奮発したら介護してくれる?」と聞き返すと、
「うん、ええよ。沢山お金出してくれたら、それで介護師さん雇うから」と(笑
まぁ、照れくさいからそう言っているだろうと思うし、私自身も将来介護が必要な身体となっても、
子供の世話になろうとは考えていない。
子供たちには自分の生活を考え、自分の生活を大切にしてほしいと思うから。
しかし、伴侶となるとなかなかそうはいかない。
どちらかが病気になれば、互いに助け合わねばならないだろう。

仕事を終えて病院へ戻ると、顔色は少しよさそうだった。
しかし相変わらず頭痛はレベル3程度。
15:40 やっと今日の免疫グロブリン投与終了 
18:00 血圧、上109下が64と少し低め
19:00頃、少しお腹がすいたとういう。ここで朝買っておいたパンを一口食べた。ほんとに一口
だけだったが、桃缶以外の最初の食べ物だ。
20時頃、頭痛レベルは?と聞くと、指を一本だして、その後5本指を広げて見せた。
レベル5?!と聞き返すと首を振り、また指を1本出してその後5本出した
レベル1.5?と聞くと頷いた。細かいねぇ1か2にしてよ、と言うと笑っていた。
21時過ぎに、パンを1/2食べた。入院以来、6日目最大の食事量だ。
昨日今日と日をおって良くなっていることを実感した。
いつものように22時前、いつもより軽い足取りで病室を後にした。

*** To Be Continued
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広島県在住。
複数の会社と店舗施設を経営。自分に出来ないことはない、という自信過剰ぎみの精神力を糧に、新しいものに挑戦し続ける中年です。

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